木のざわめく音と冬

子供のころ、県営のアパートを借りて家族ですんでいました。
そのアパートをどう借りたかどこが持ち主なのか
いまでもちゃんと調べていなく よくしらないままなのですが、
昨日は仕事で、ある団地の掲示板に工事のお知らせを貼ってきました。
だいたいどこも造りが似ていて、久しぶりに訪れた県営住宅には
すごく懐かしい気持ちになりました。
私が住んでいたのは小学校2年生までで
同じ県営の小さな箱のような住宅がぎっしり入ったアパートに
たくさんの家族や子供がすんでいて、それぞれのカラーで
その小さな住宅が 扉を開けると色んな色に染まっています。
年の近いの子供が多いという環境だったので
一戸建てに引っ越してからも、ずっとそこがまぎれもなくふるさとのような気がしています。
だいたい県営住宅には公園が隣接していることが多くて
そこの突然遊具が綺麗になっていたり、新しくなっていたり
無くなっていたりすると 誰の仕業なんだろうとおもってましたが
こうやって大人になって答えを知るとは。
場所は違えど きっと子供達は同じ事をおもうんじゃないでしょうか。
曇りの日の寒空に公園で木がざわめく音はどこも同じで、そんな気がしました。